健康

2017年2月28日 (火)

加湿器を色々と使ってきた経過のレポート2017年版

一家全員乾燥に弱いため、関東での生活には加湿器が欠かせない。という事で2008年ごろから、2017年現在まで、毎冬、加湿器を使っているが、どれも一長一短で決定版がなく悩ましい。2017年時点でのまとめを記す。

現時点での結論
過去12年にわたり、気化式、ハイブリッド式、スチーム式、超音波式と全方式使ってきたが、現時点でのベストはスチーム式の次の二機種。

象印 ポット型 EE-RL50またはその後継機

三菱重工 roomist SHE35NDまたはその後継機

詳しくは後述するが、方式ごとのざっくりとした利点・欠点のまとめは次の通り。この判断は人によると思う。

スチーム式

良いところ

  • 清潔
  • メンテナンスが楽

いまいちなところ

  • 結露が相対的にひどい気がする
  • もっと掃除しやすくできるはず(今でもハイブリッドより随分マシ)
  • 電気代が高いが、メンテナンスコストを考えれば妥当だろう

気化式・ハイブリッド式
使用を継続できなかった理由

  • 何週間も使い続けると雑巾臭がしてくる
  • 加湿フィルターを定期的にクエン酸につけ置きして洗うわけだが、30分なり60分なり浸けて置いておくという作業が非常に面倒くさい。
  • どれだけ洗えば繁殖した雑菌を撃退できるかの加減がわからない。雑菌臭が取れれば一応良いとは言え、そもそも雑菌なんて人間が臭いで感知できる以前から放出され始めているわけで、どこまで洗えば、どれだけ雑菌が落ちるのかさっぱりわからない。

良いところ

  • 選択肢が多い
  • タンクが大きいものもあり、水交換の手間を減らせる
  • 相対的に静か(ダイニチとか)

超音波式

継続できなかった理由

  • フィルターがなく、水が全部放出されるわけで、長時間連続で使用すると、部屋の木枠などに白い膜状の汚れが現れる。水と一緒に放出されたミネラル分らしい。
  • という事はつまり雑菌もどんどん放出される

良いところ


以下、これまで使った機種について時系列で感想を記す。

2008年以前 三菱電機の気化式

忘れた。

2008-2009年頃 シャープ インテリア加湿器 HV-800-W

一番下に水のタンク(しかも5リットル)があり、その真上に加湿フィルターがあるという特異な構造の加湿器。この構造ならハイブリッドの問題も全部解決じゃないか!という甘い見通しで購入するも、構造上洗い難い部分があり、そこに雑巾臭が染みついてどうしょうもなくなり使用断念。洗い難い部分というのは、フィルタと給水タンクを結ぶパイプの事。ファンの音もものすごくうるさかった。

Impress Watchの記事

2010年-2011年 ダイニチのハイブリッド式 HD-RX509

静音で気に入っていたが、雑巾臭→クエン酸つけ置き→洗う→連続運転→雑巾臭→の繰り返しに疲弊。掃除をさぼっている間にどれだけの雑菌を吸い込んでしまっているのか?!と疑心暗鬼になり終了。

2009-2017年 象印のポット型スチーム式加湿器

2.2リットルのタイプ

3リットルのタイプ

ほぼポットそのもの。ちゃんと加湿するし、沸騰させてるから清潔だし、洗浄もクエン酸を放り込んでボタンを押すだけでおおむねうまくいく。最高。ただ沸騰音がうるさい。同一デシベルでの不快感はファンよりましだと思うが、最初の立ち上がり時の沸騰音と、水がなくなってきた場合に沸騰音がポット内でカラカラと反響をはじめうるさい。でもまあ許せる。

今後は、水を4リットルくらい入れられて、水が干上がる少し前に運転を終了してくれるモデルが欲しい。今のモデルだと干上がった底面にミネラル分がカリカリに固まりがちで、クエン酸洗浄を数回かけないと剥がれなくなってしまうから。ただ、この製品過去8年間ほとんど進歩していない。なのに毎年新機種が出る。

窓周辺の結露がすさまじいことになるため、水を吸い取るテープを貼ったり、プチプチを貼ったり様々な工夫を施したが、最終的にはこのヒーターを窓際に置くのが最も効果があった。そしてさらに電気代が上がった。

森永エンジニアリング ウインドーラジエーター

 

W/R-1219

W/R-600

 

2015年 ダイソン Hygienic Mist AM10



水に紫外線を照射することで雑菌を減らすという、超音波式の欠点を解決する機構を持った加湿器。ダイソンのテクノロジーすごい。ダイソン万歳!と勘違いし、発売日に5万円以上の大枚をはたいて購入するも、二か月で利用を中止するに至った駄作。あれから2年。今の機種がこれらの問題を解決しているのかはチェックしていない。

最初の問題

朝起きてみてみたら盛大に水漏れ。床一帯水浸し。サポートセンターに電話したらすぐに新しいタンクを送るとのことですぐに届いたが、何がどう問題で、どう修正されたかという説明は一切なし。「出荷前に点検しておりますので」の一点張り。アマゾンのレビューでも同じ問題に出会ったという人の書き込みを見かけた。ということは再発の可能性が常にあるわけで、常に緊張を強いられる羽目に。

次の問題

洗うためには色々と分解する必要があるのだが、プラスチックの成形が全体におおざっぱで、外れにくい部品がある。分解に苦労する。ダイソンの掃除機も持っているが、同じようなもので、国産の家電製品に比べると作りが非常に大雑把。

連続運転していると、部屋のあちこちに白い膜状の汚れが付き始めたことに気付く。超音波式にこんな問題があるとは認識していなかった。ショック。

致命的な問題

雑菌の繁殖を防ぐのにUV照射するのは良いのだが、照射された場所から、実際に放出される場所までの距離が非常に長く、いくつもの部品を経由しており、そこに雑菌が繁殖するようで、雑巾臭がたまる。クエン酸をつけた布で拭くようにマニュアルにはあるのだが、構造上、手を入れられない箇所があり、拭くことができない。具体的には上部の楕円形の部分。前面のパネルを外すことができるが、奥の方に雑菌がたまるようでそこに手を入れるのは不可能。かといって丸ごとクエン酸に浸すには大きすぎる。結局洗えない。

2年前のことだが、高かったし、腹が立ってことをよく覚えている。買って一年後に、何かを改善したという部品を送ってくれたが、何がどう良くなったのかという詳しい説明もないので、リトライする気にはならなかった。

2017年 三菱重工roomist スチーム式 SHE35ND

買って二か月ほど。以前からある機種だが、何年か前にチェックした際には円筒状の部分へのミネラル分の付着がひどく、掃除が大変という評価が大半だったので無視していたのだが、なぜか近年評価が上がってきたようなので、試しに購入したところ、なかなか良かった。

ミネラルの付着がそれほど激しくないのは、イオンフィルターが装備されたからなのだろうか。まあ許せる範囲。気に入ったのでタンクが大型のSHE60NDを買おうとしたら、生産終了。三菱重工やる気あるのか。(ないのだろう)

象印のポット(EE-RL50)との比較ではこんな感じ。

  • 掃除は象印が簡単。roomistもハイブリッド式よりは楽。
  • 音はroomistが静か。
  • どちらもタンク容量が小さい。象印は最大3リットル。roomistは最大4リットルだがもう売られていない。roomist SHE120NDは10リットルだが、本体重量が8kgもあるため、洗うのが困難だろう。現実的ではない。

来年以降どちらを使うか。非常に悩ましい。現状SHE35NDを二台、EE-RL50相当(前の機種)を二台使っているが、SHE35NDがもう一台増えたとして、洗い続けられるのか?

ということでこの悩みに終止符を打ってくれる機種をどこか出してほしい。どういう機種なら終止符を打てるか?

象印スチーム式の難点は次の三つだが、最初の二つは解決しがたいだろう。

  • タンク容量4リットル以上欲しいが、それだと本体が大きくなりすぎて危険
  • 立ち上がりの沸騰音と、空に近づいた時のカラカラ音の低減は難しそう
  • 水をもう少し残して運転を停止する。まあ可能だろう。

三菱重工roomistスチーム式の難点は解決できるのかな。

  • タンク容量5リットルの機種が欲しい。できるはず。
  • 蒸発布を交換しやすくしてほしい。できないとは思えない。
  • 加熱用の黒い円筒状の物体もシーズンごとに交換したい。掃除が面倒だし。できるだろうけど、やると高くつきそうだし、安全面を考えるとちょっと機構が複雑になるかな。

2016年11月24日 (木)

飛行機でおすすめのネックピロー 頚椎症対策

年齢とともに難しくなってきたのが、飛行機で移動中に寝る際の首の固定。若いころは何の工夫もいらなかったのだが、ここ数年間は、首がガクッと曲がり落ち、気づくと頸椎症が悪化しているという困った状況。

ここ数年、空港等で売られているU字型のネックピローを試したが、どれも「首の固定」という観点からはまるで役に立たず。そういうわけで色々と特殊なものを試した結果をここに記す。不思議なことに日本製はひとつもない。日本の会社はこういうことには興味がないのだろうか。

最初に自分の中でのベストを記すが、はっきり言って個人差は大きいと思うので、この記事を読まれた方はぜひ色々と試してレポートしてほしいです。

ベスト
Core Products社FOAM Cervical Collar Black - 2.5 inch height
  http://www.coreproducts.com/foam-cervical-collar-universal.html
Foamcervicalcollar

どう見てもムチ打ち患者のコルセットなのだが、まあその通りのものです。最近の出張では毎回使っていて目立った問題はなく機能している。すごく快適・・・ではないが、他と比べればベスト。

次点
Caldera社Releaf Neck Rest - Regular
  http://www.calderaintl.com/store/ReLeaf-Neck-Rest-large.html
1372458003423_1releafblack

FOAM Cervical Collarを入手するまではこれがベストだった。これもムチ打ちコルセットそのもの。難点は首への締め付けが少々きつく、長時間使用すると苦しく感じる場合があること。Largeを買っていればこの問題はなかったかも。

大きな期待を寄せていたが
WOOLLIP
  http://www.woollip.com/
Woollip

この製品が全てを解決してくれるのではと、非常に大きな期待を持っていたのだが、使ってみると意外に合わなかった。だがこれは人によるだろう。自分にとっての難点は、右の写真のポーズをとった際に顎に多くの体重がかかり、顎が非常に疲れるということ。かみ合わせも悪いところに、顎への負担というのはある種致命的なので、まだ機内で試してはいない。

こんな巨大なものを膨らませるのは大変なのではと思われるかもしれないが、空気を入れる部分に工夫がありとても簡単に膨らませることができる。ただ一方、元の大きさまで縮めるのは非常に難しい。どうしてもどこかに空気が残ってしまって少々かさばる。

本当にものすごく期待していたのだ。残念だ。かみ合わせに問題がない人や、顔が横向きでもOKな人ならいいんじゃないかなあ。

ひょっとして新たなベストはこれか?と思ったが
trtl pillow
  https://trtltravel.com/products/trtl-travel-pillow
Blacknew2

一番最近買ったもの。これが新たなスタンダードになるのではと期待を寄せていた。ホテルで試したときは結構良い感じだったのだが、実際機内で長時間使ってみると、首を同じ方向に傾け続ける傾けるというその体勢が、やや首の痛みを引き出してしまい、30分おきにピローの方向を180度変える必要が出てきた。結構良いものだとは思うのだが悩ましい。もう一度くらい実フライトでチャレンジしてみたい。

U字ピローへの回帰は無意味なのか
J-pillow
  http://www.jpillow.com/
Jpillow

U字ピローのニューウェーブといった感じ。ひょっとして?と一瞬思ったが、使ってみたら普通のU字ピローに比べてそんなに優れているとも思えず。U字ピロー同様、頭はぐらぐら。どうも今一つだった。使い方が悪いのかサイズが合ってないのか。

完成待ちの商品たち
これらの商品はまだ開発中である。届くのが楽しみだ。

BULLREST
  https://www.indiegogo.com/projects/the-bullrest-travel-pillow-accessories/x/4140727#/
Bullrest

SONO Pillow
  https://www.kickstarter.com/projects/1659294912/sono-pillow-a-new-class-of-comfort
Sonopillow

SkyDreamer
  https://www.kickstarter.com/projects/1674182010/skydreamer-a-travel-pillow-engineered-for-our-time
Skydreamer


2016年8月15日 (月)

アームレストをどうするか

5月に頚椎症が一気に悪化した際に問題となったのがアームレスト。症状の改善のために昨年から椅子をハーマンミラー社製のミラ2チェアに変え、机は電動昇降機付きスタンディングデスク[オカムラのSwift(スイフト)]としていたのだが、このミラチェアの欠点が問題となった。

ひじ掛けの高さが低すぎて、キーボードを打つ姿勢の場合に、肘を置けないのだ(単におこうと思えば置けるが、あくまでキーボードを打つケースで)。この半年間、これで問題を感じなかったんだけれども、頚椎症を悪化させた状態では、腕全体が重力で下に引っ張られる状態そのものが首と肩のつながる部分に異様な不快感をもたらす。そこで最初に買ったのがこちらのアームレスト。

サンワダイレクト アームレスト マウスパッド付 デスク&イスの肘掛けに取り付け 100-TOK001

だがオカムラのSwift(スイフト)に固定できなかった。サンワのサイトを詳しくみていただければわかると思うが、机の手前部分がしっかり90度でカットされている必要があり、Swiftのようにゆったりとした傾斜がかかっているとNG。いや、これは事前に知っていて、傾斜エリアの大きさからイケると踏んで購入したのだが、ダメだった。サンワの製品は製品としては問題なく、会社の机に設置して使っている。これはこれで快適。

机につけられないなら、椅子につけようということで、代わりに購入したのがこちら。
肘掛け用 後付けクッション「ひじラクダ」12センチ厚


見るからにチープな雰囲気ではあるのだが、これで正解だった。しっかり固定できてキーボード打撃時もしっかり肘を休められる。ただし、ミラ2チェアの高級感は結構損なわれ、うちの妻には「採血用の台にしか見えない」と爆笑されている。

Kinesis Freestyle 2を2か月半使ってみて

頸椎症による右手の痺れと首の不快感がピークに達し、普通のキーボードを打てなくなったのが5月ごろ。その間、色々とキーボードを行ったり来たりしたが、結局ずっと使い続け、今も快適に使えているのがKinesis Freestyle 2だ。会社と自宅用に二台購入した。このキーボードがこの世に存在しなかったら自分は仕事を続けられなかっただろう。それほど素晴らしいキーボードだ。

Kinesis Freestyle2 Keyboard - http://www.edikun.co.jp/kinesis/freestyle.htm


比較の記事は少し前に書いたのでそちらを見ていただくとして、今回はFreestyle2についてのみ記す。

買ったモデル
キネシス フリースタイル2 (20インチ)
キネシス フリースタイル2用アクセサリVIP3単品

設置しての第一印象
プラスチックの部分やパームレストが安っぽい。高級キーボードには見えない。(もちろん変態キーボードには見える)

使った印象
キーの並びは至って標準的。習熟の必要性は皆無ですぐに使い始められる。ControlとCaps Lockの入れ替えについては、古典的なレジストリの書き換えで対処。その他キーアサインはAutoHotkeyを使っているが、これはキーボード本体とは関係ない話。キーの硬さは35-44gでTravelが3.9mmと、HHKBよりは柔らかく、Realforceと似ており、頚椎症患者に優しい。

気になった点
VIP3アクセサリを使い、キーボードを15度傾斜させて使っているが、傾斜用板のゴム足が剥がれてくる。キーボードを二台かったので、合計八つの脚があるが、全てずれてきて、貼りなおした。それ以外は問題なし。

まとめ
全体としては非常に満足している。おかげで仕事を続けることができている。ありがとう。

ちなみに、Kinesis Advantage USB Contoured Keyboardという、キー配列自体を工夫したキーボードも売られているが、こちらは先に購入したErgoDox EZ同様、碁盤の目のようにキーが配列されているため、慣れが必要となる。

Contouredを使っている、同じく頚椎症の同僚を見つけたので感想を聞いてみたが、最初の一か月は苦痛。でもそれ以降は、問題ないし、普通のキー配列のキーボードと行き来しても問題なくなったとのこと。その人が現在使っているContouredは二台目。ということは、自分もあと一か月ErgoDox EZを頑張ってもよかったのだろうか、当時の状況では健康という観点から、やはり受け入れられなかった。